Live syncl ’13 -0820- Full Appeal Page about THE CHESS

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LIVE REVIEW

Live syncl’13 -0820- PICK UP REVIEW about THE CHESS
8月20日は、
THE CHESSの音楽に対する美意識の高さを覗えるライブだった。
彼らが奏でる〝美″のRockには
沢山の人たちを惹きつける魅力が隠されていた。

オープニングSEのLouis Armstrongの「What a Wonderful World」から
始まる彼らの演出は、美しさを追い求めるが故のセレクトに思えるし
と同時に、決意表明でもあるかのように感じる事が出来た。
あの3月11日の震災から東北への支援活動『Love Ripple Communication』を
継続して行っている彼らの本気の想いが伝わってきたような気がした。

そんな想いを乗せてか「スタンドバイミー」から始まった。
ギターが鳴った瞬間に待ちに待っていたオーディエンスから
自然と漏れる声援に彼らの期待値とキャリアを感じる事が出来た。
そしてアップテンポな「ローリングストーン」を披露して
会場が一気に一体となり、その流れで「哲学」。
まさにTHE CHESSとしての王道を1~3曲目までで演ることによって
完全なる彼らの世界へ引き込んでいた。

そして、少しMCで間を置いての「透明なからだ」は
純度100%に澄んだ空気が入ってきたかのような歌声に
オーディエンスがただただ聞き惚れていた。
その流れに乗って東北支援活動で配布している『歌をおくろう』(CD)に
収録されている「最終列車にのって」を
最大限の暖かさと優しい気持ちを込めて演奏した。

ラストの「Walkin’ in the Night」は
まさにTHE CHESS OF THE CHESSの楽曲だと感じた。
成熟したTHE CHESSの等身大な曲。
パフォーマンス力と表現力を持ち合わせ
切ないさに美しさが混じり合った
勇気を貰える応援歌だった。
この曲を聴いて本当にみんなが暖かさに包まれて帰路に着いたと思う。

THE CHESSという音楽の力を心底信じているバンドは美しい。
曲の美しさよりも向き合う姿勢が美しいのだと。
彼らの音楽が少しでも多くの人たちに届く日が来ることを願いっている。
彼らの健闘と更なる成長にも期待している。

そんなTHE CHESSの強く純粋な想いを観る事が出来る
ワンマンライブが9月21日(土)に福島県の郡山PEAK ACTIONで開催される。
彼らのパフォーマンスを彼らの〝想い″が届く場所で観てもらいたい。

[8/20 SETLIST]
1.スタンドバイミー
2.ローリングストーン
3.哲学
4.透明なからだ
5.最終列車にのって
6.Walkin’ in the Night
*Encore.太陽系のむこうがわ

 

SPECIAL INTERVIEW

全国のライブハウスとコラボレーションしたイベントLive synclが1年6か月ぶりに満を持して復活し、そのライブのトリを華々しく飾った4ピースバンド“The CHESS”

結成して11年とキャリアの長い彼らから奏でられる音は、優しく、時に根の深いところまでメッセージするような懐の広さと、フロアの雰囲気をがらりと楽しい雰囲気に変えてしまう力を併せ持っていて、The Chessビギナーの私もまた聴きたいなと思ってしまったわけです。

そんな彼らに、電話インタビューをBass.赤羽 一成氏へ 敢行してみました。

「まずは8月20日のLivesyncl出演お疲れ様でした。早速、Live syncl’13 -0820- at 渋谷La.mamaの感想や手ごたえなどお聞かせください。」
赤羽一成(以下一成):けっこう8月20日の日は割と久々に来てくれたお客さんも多くて、改めてみんなで一体感が作れたのが、僕らとしても嬉しかったですね。

「出席率が高かったと。フロアの熱も人の熱気であがってましたもんね。」  
一成:結構いつも応援してくれてる人たちはもちろん来てくれてたんですが、ここ最近のライブの中でも、出席率は高かったですね。

「後ろで見ていて思ったんですが、The Chessのお客さんは心から楽しそうに体全体で曲を楽しんでいていい雰囲気だと思いましたが、メンバーからみてファンのみなさんはどんなふうに見えるのでしょうか。」
一成:みんな思い思いに楽しんでくれているのがすごく伝わってきて、僕らとしても気持ちよくできました。
盛り上がっている人も、じっくり聞いてくれている人もいて、みんなそれぞれ自由に楽しんでくれているなぁと。

「キャリアが11年と長く、「誕生月の並びも血液型のバランスもパーフェクトな4人」と事前にlivesynclのお話nclで自己紹介がありましたが、メンバー間で何か思うことはありますか。 」
一成:そうですね・・・もう結構長いので、兄弟というか・・・兄弟もいるんですが(笑)男兄弟の人たちは分かる部分があると思うんですが、なんとも思わないというか・・・まぁそこに存在していればいいみたいな。

「空気みたいな・・・そんなカンジですなんですね。
実際、音楽制作も、阿吽の呼吸でできちゃったりすることなんかありますか?」

一成:そうですね・・・そうやってできたものが、やっぱり残りますね。

「どうりで、いい名曲が生まれるわけですね!」
一成:でも・・・すごく失敗ばっかりで・・・・

「(笑)」
「一番のリスペクトなアーティスト、またはライバルだと思っているアーティストはいますか。」
一成:えっと・・・そうですね・・・よく聞いてきたアーティストとかですと、アイルランドのU2とかアメリカのR.E.Mとかはすごくお手本にしてやってますね。

「音とかもそういったところで意識したりフレーズをまねしたり」
一成:意識するところはありますね~。

「ちなみにライバルと思っているアーティストは・・・・」
一成:それは特にないですね。

「あんまり、こう、張り合わずに The ChessはThe Chessみたいな感じでしょうか」
一成:そうですね、あんまり敵は作らず、仲良くやってこうと思っています。

「最後に・・・今後のThe CHESSについて、意気込みをお聞かせください。」
レコーディングの準備をしているんですけど、それを作品にしてみなさんの前に届けられたらなって思ってます。
ミニアルバムで考えていますが、前作の延長線上のカンジで作っています。

「これはセカンドアルバム”The Chess”を復習しつつ、次作が出たときに進化っぷりを確かめたいところですね。楽しみにまってます!!」