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LIVE REVIEW

Live syncl’16 -1025- PICK UP REVIEW about myeahns

10月25日の異種格闘技戦 x Live synclは、
myeahnsのロックンロール劇場とでもいうべきパフォーマンスを最初から最後まで目撃することとなった。

ノリのいいビートから始まる「U.F.O.み.た.」。
シンプルな曲の構成と耳に残るキャッチーなリフレインが光っていた。
一度でも聞けば忘れないメロディーとかどこかで聞いたことがあるメロディーとかって、出来そうで出来ない。
それが備わっているバンドってある意味、兵(つわもの)だと思うし
臆することなく出来ていることが才能だと感じさせられるオープニングナンバーだった。

勢いそのままに「ヒロイックトミー」に突入。
これぞロックンロールバンドというべき、
ギターのリフとビートで押す彼らストレートな表現に初々しさすら感じつつ、
MC後に、魂の叫びともいうべき「no title」でお客さんは確実に心を奪われていたはずだ。
飾ることなく、目の前で本気のステージングを見せられると
自然とお客さんの熱も上がっていく様が、単純に観ていて楽しいを思わせてくれた。

そして、切ないナンバー「むーんいずまいん」で更にぐっと引き寄せられる。
これぞスタンダードなメロウな楽曲とでも言っているようで
センチメンタルな気持ちを「シャララ」のリフレインで飾る切なくて甘くて情熱的で感情が震える曲だった。

ショートMCを挟んで、
ボーカルの逸見くんが『ご機嫌だろー、ご機嫌だろー!」お客さんをあおる。
そして、タイトル通りのご機嫌なチューン「恋はゴキゲン」が始まると
会場内が一気にハッピーな空気に変わった。
ベタっと張り付くような彼の歌声がお客さんを温かく包み込み、ボルテージが目に見える形で上がっていった。

そして「デッカバンド」更にアゲアゲモードに突入!
荒さと勢いで最後の仕上げに差し掛かるような曲だった。
これぞ、Call & Responseのお手本を見ているようで、ライブバンドの正解を見せてもらったような気がした。

最後の「バカは休み休み Yeah」もフレーズ一つ一つがキャッチーで
彼らの真骨頂とでもいうべく、スタンダードなリフやフレーズとリフレインの構成で
数学的な方程式のようで、シンプルながら美しさすら感じてしまった。

是非、myeahnsのロックンロール劇場をまた皆さんにもどこかのライブハウスで目撃してもらいたい。

2016.10.25 La.mama
myeahns セットリスト

1.U.F.O.み.た.
2.ヒロイックトミー
3.no title
4.むーんいずまいん
5.恋はゴキゲン
6.デッカバンド
7. バカは休み休み Yeah

 

SPECIAL INTERVIEW

ーーライブお疲れ様でした! 今日のライブの感想を教えてください。

逸見亮太(へんみりょうた)(Vo&Gt) :ただ音楽をやるだけじゃなくて、心の中まで覗いてもらえたらなと思ってライブをやっていたんですけど、今日のライブでちょっとでも見せられたかなと思います。

ーー今日のライブも盛り上がっていましたが、ライブで意識していることはありますか?

逸見 :ライブ中にシラフになりたくない、というか…「素」な瞬間があると冷めるんですよ。
自分なんであんなことやったんだろうとか、なんであんな弾き方とか歌い方したんだろうってことが、ライブ終わった後に分からないぐらいの方が、僕は“ライブをやった”って感じがすごくするんです。ライブでの目標、というわけではないんですが、そういう気持ちは常にありますね。

ーーライブについてメンバーの皆さんで話すことはありますか?

逸見 :ライブが終わったあとに、次はああしよう、次回はこのセットリストでやってみようとか、あれがよくなったから今度こうしよう、とか話したり…反省というよりは感想を言い合うようなことは毎回やっています。

ーーそれでは、曲作りで意識していることはありますか?

逸見 :その時、自分が思っていることがみんなに伝わったら嬉しいな、って思ってます。
いつも家で曲作りをしているんですが、隣の人に迷惑にならないようにギターをこそこそと弾きながら歌詞を固めて。ただ録音する時は深夜でも構わず歌います。上の部屋の人にドンッって天井を叩かれますが(笑)
そこで録音した音源をスタジオで2人に聴かせて、アレンジしてもらってます。

ーーメンバーのお2人は、アレンジはすぐに浮かびますか?

茂木左(Dr.) :パッと浮かぶということはあまりないのですが…色々アイディアを出しながらというような感じです。

長島アキト(Ba.) :そうですね、とにかく前と同じような曲にはならないようにしよう、っていうことは気をつけています。

ーー作曲する上で意識しているアレンジなどはありますか? 例えば、3人共通してこういうリズムが好き、とか。

茂木 :3人共通でいうと、リズムはシャッフルになりがちですね。

長島 :やっぱりハネるのが演奏していて楽しいので。どれだけハネまくれるのか、っていうのは意識してます。

ーーアルバム制作とかの予定はありますか?

逸見 :今は曲作りを進めているところです。

ーー周りからたくさん曲を作ってとか言われたり…?

逸見 :んーー…周りからというより、曲を作れっていうことは自分の心から言われているんですけど…。
だから飲みに行ったりするとメンバーに罪悪感があるというか…こんなことしている場合じゃない、と思ってしまうんですよね。とにかく常に曲が作れる状態でいたいんです。

ーー楽器にもこだわりはあったりしますか?

逸見 :2人(逸見・長島)とも、今はグレコを使っていて。そんなにこだわりってわけではないですけど、人と違う楽器を使いたいなっていうのはあります。


ーー近い将来の目標は?

逸見 :フェスに出たいですね。一番は、”Sweet Love Shower”。そのフェスにお客さんとして行った時、会場でインフルエンザになって(笑)。なので、その時の悔しさをライブで仕返しにいこうかな、と。

ーー今後のライブについて教えてください

逸見 :来年なんですが、2月24日に自主イベント(myeahns presents『脳内ヒットメイツvol.2』)を企画しているんですが、対バンにTOMOVSKYが決定しました。メンバー全員TOMOVSKYが好きなので、楽しみです。そのイベントに向けて新曲もやりたいと思っているので、ぜひ遊びにきてください。


ーーでは最後にメッセージをお願いします

茂木 :これからも頑張りますんで、ライブに来てください。

長島 :ライブがたくさん決まっているので、ぜひ遊びにきてください!

逸見 :バンドっていうのは生もので、この3人でステージに立っているっていうことが奇跡だと思ってます。なので、体調が悪い日以外はライブに来てください。今日はありがとうございました。

★myeahns ライブスケジュール
2016/11/06 横浜リザード(神奈川)
2016/11/19 浅草スタジオ蔵(旧クラウッド)(東京)
2016/11/20 LiveHouse浜松窓枠(静岡)
2016/11/25 U.F.O.CLUB(東京)
2016/12/04 拾得(京都)
2016/12/05 梅田クアトロ(大阪)
2016/12/08 新宿紅布(東京)
2016/12/19 名古屋 クラブロックンロール
2016/12/20 大阪・心斎橋pangea
2016/12/31 渋谷La.mama
2017/02/24 下北沢SHERTER myeahns presents『脳内ヒットメイツ vol.2』

★myeahns OFFICIAL SITE
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L→R
長島アキト(Ba.) / 茂木左(Dr.)/ 逸見亮太(Vo&Gt)

2011年9月、4人体制で“テクマクマヤーンズ”を結成。

同年12月、新宿紅布にて初ライブ初ワンマンでライブデビュー。
2014年には「ロッケンロー★サミット2014」に出演を果たすも、2015年5月10日に下北沢SHELTERで行われたザ50回転ズpresents「ROCK&ROLLGENERATION!#2」を最後にギターが脱退。

ライブ終了後、4人での活動を終え、新体制の“myeahns”(マヤーンズ)としてスタートすることを発表。
2016年4月6日に初の全国流通となるファーストミニアルバム「myeahns」を発表し、
渋谷TSUTAYAO-Crestでワンマンライブを成功に収めた。

ベストとも呼べるこのアルバムをひっさげて、全国各地でライブを行っている。