LIVE STARRY’17 -0131-Full Appeal Page about 久保田 有貴
LIVE MOVIE
equipment used:Zoom
LIVE REVIEW
今年から新たに始まったLIVE STARRY。
その記念すべき第1回目の大トリを飾ってくれた久保田 有貴。
この日の対バンが全てバンドの中、唯一の弾き語りとして登場した。
1曲目から力強いギターのストロークと共に、このライブに懸ける情熱が伝わってくる。
直向きに頑張る姿を描いた歌詞に、心を掴まれる。
和やかなMCを挟み、2曲目が始まる。
歌い出した瞬間に空気が変わる心温まるラブソング。
少しずつ会場との距離が縮まっていくような気がした。
演奏が終わり、MCが始まる。
彼の幼少期の頃からの夢の話にノスタルジックな気持ちになる。
懐かしい雰囲気に重ねるように、次の曲が始まる。
マイナーコードと共に伝わってくる日々の葛藤や焦燥感。
衝動を切り取ったような歌詞が手に取るように伝わってくる。
久保田 有貴の音楽は日々に寄り添い、人に寄り添う音楽を奏でている。
頑張れと背中を押してくれる。
夢に向かって頑張っている人たちに是非聴いてもらいたい。
2017.01.31 La.mama
久保田 有貴 セットリスト
1.ボンクラの絵
2.内緒話
3.Capsule.
4.街灯
5.白地図
SPECIAL INTERVIEW
ーー今日のライブの感想を教えてください
ソロで出演したのが自分だけだったので、とにかくお客さんに歌を聴いてもらおうと、歌詞がちゃんと届くようにと思ってライブをやりました。
喉のコンディションが良くなかったということがかなり反省点なのですが、その分心を込めて歌おうと思ったので、それがお客さんに届いているといいなと思います。
ーー歌詞を聴いていてもメッセージ性の強い楽曲が多いと思ったんですが、何か意識していることはありますか?
自分は基本的に根が暗いというか…(笑)今の自分に何の意味があるんだろう、とかネガティブな発想をすることが多くて。
でも意味がないと思えた日々であっても、振り返った時に何か意味を持っていたら良いなと思うし、小さな光でも未来を歩く自分の背中を照らせるような歌が歌えたらいいなと思っています。
ネガティブな感覚で終わらせない、ということは楽曲作りで意識してますね。
ーーメロディや歌詞が思い浮かぶタイミングは?
メロディはいつでも考えてます。歩いている時に思いついたら、電話しているフリをして携帯に鼻歌を録音したり。
歌詞は寝る前が多いですね。眠れない時とか携帯のメモ帳に思ったことを書き連ねたりして、断片的な言葉をためるようにしています。
あとは、1人で酔いつぶれるくらいお酒を飲んだ日に、無意識にTwitterで毒を吐いていることがあって…(笑)
でもそのツイートがヒントになったりするんですよね。自分はこんなこと思ってるんだとか、こんな尖った言葉を自分が言うんだとか。
ただもう怖いのでなるべく家では1人で飲まないようにしています(笑)
ーーTwitter気になりますね(笑)。そのペースで曲も頻繁に作っているんですか?
それが曲を書くのは遅くて…。今、持ち曲は23曲くらいです。でもまだまだ少なくて50曲に増やせとLa.mamaの店長さんに言われています(笑)
ーーいつくらいに50曲達成できそうですか?
遅くとも年内には達成したいですね。
とにかく今は1曲1曲をちゃんと音源化していくということをやっているんですが、アルバムとかまとまった作品にして発表出来たらいいな、と思っています。
CDを買ってくれた人の日常の中で自分が作った音楽が鳴っている、ということを想像すると嬉しいですしね。
ーー今日のMCでも中学時代の将来の夢の話をされていましたが、音楽をやっていこうと思ったきっかけを教えてください。
論文も書けないし、鬱っぽくなってしまって、
そこから何もせず、ただバイトに行って生きてるだけ、
その時の気持ちに後押しされて、
ーー1年後の目標は?
La.
今はまだまだ動員数が少ないので、お客さんが増えるように、週1〜2回池袋の東口で路上ライブを始めました。
やっぱり初めは誰も足を止めてくれなかったんですが…でも何回かやっていると、止まって聴いてくれたり、話しかけてくれる人もいて。いろんな出会いがあることも楽しいですし、刺激的です。
ーーそれでは最後にメッセージをお願いします。
今年は本当に飛躍しないといけない1年だと思っているので、1日1日を大事にして見てくれている人たちが驚くような成長をしていきますので、ぜひライブに来てください!
久保田 有貴
1989年5月18日生まれ。愛知県出身。14才のとき父のアコースティックギターを触りはじめる。
大学進学と同時に上京しバンド活動などをするが、「音楽で本気になってはいけない」とプロへの憧れを自制し続け、そのまま大学院に進学。研究者を目指し博士課程まで進むも、挫折&音楽への想いが捨てきれず、2016年3月に中退。以後、都内を中心に「本気」で音楽活動を始める。
心の憂鬱に光を灯せるような言葉を、キャッチーなメロディにのせて歌うことを目指している。